体臭対策

自分に合った体臭ケア

にがりのダイエット効果と体臭予防効果

にがりには「ダイエット効果」があると言われていますが,「体臭予防効果」もあるようです.ただし,それは酢のような直接的な体臭予防効果ではなく、マイルドな間接的作用の結果としてです。

そのような間接作用は、大きく3つに分類できるでしょう。

第一は、消化管での「脂肪吸収抑制作用」を通じてです。にがりは膵臓から分泌されるリパーゼという酵素を抑制する作用があります。リパーゼは脂肪の消化吸収酵素ですので、門脈から肝臓へ吸収される脂肪の量が減少するためにダイエット効果となるのです。 
同時に、脂肪(特に動物性脂肪)の吸収が減少するということは、血中の遊離脂肪酸も減少し、汗腺や皮脂腺からの脂肪酸の分泌も減少し、結果的には体臭の減少となります。

第二は、にがりに含まれているマグネシウムなどのミネラルの「代謝促進作用」を通じてです。
ダイエットは食事の制限だけでなく、代謝の促進というブレーキとアクセルの両方でコントールしなければ、絶対に成功しません。
食事制限のみでダイエットを進めると、摂取エネルギーの減少に応じて、「TCAサイクル」という脂肪を完全燃焼される代謝系を抑制してしまいます。その代わりに、不完全燃焼の「解糖系」という代謝系で脂肪を燃焼しようとします。そこで発生するのが、乳酸であり、それと一緒に汗に出るのがアンモニアです。
さらに食事制限が進むと、燃焼そのものを止めてしまい、行き場のなくなった脂肪酸が別な経路でケトン体というニオイ物質に合成され、これが「ダイエット臭」と私が呼んでいるものです。

ですから、完全燃焼系の代謝を促進するにがりのミネラルはダイエット効果とともに、結果的には体臭予防効果にも役立っているのです。

第三は、皮膚の「バリアー機能」を高めることで体臭を予防しています。
健康な皮膚の角質は外部からの水分を通さないだけでなく、水分を保持して「みずみずしい肌」をつくっているのですが、このバリア機能の役目を担っているのが、細胞間脂質とくにセラミドと呼ばれるものです。にがりに含まれるミネラルはこのセラミドの合成を高めるといわれています。

このバリア機能というものは、外からの「侵入」を防ぐだけではなく、体の中からの「漏出」を防ぐ意味もあるのです。つまりバリア機能が高まるということは、(汗腺や皮脂腺以外の)皮膚面からニオイ分子が漏出していくことを防く、つまり体臭予防するということでもあるのです。
このようなバリア機能を高めるためには、直接飲むより「にがり風呂」として入浴することが効果的のようです。

以上の3つの効果から、にがりが間接的であるとしても体臭を予防していることは事実です。

体臭予防の観点から言えば、「にがり水」の利点はその簡便性でしょう。
摂取法としてはにがりの原液を2〜3滴コップに垂らして飲むだけですので、特別な食事療法をしないでも、「気が付いたらニオイがなくなっていた」という感じで、健康をサポートしながらダイエット兼体臭予防になる方法といえるでしょう。

体のニオイは体の健康度のバロメーターでもあります。
にがりが、体の入り口の「吸収」、中で行われる「代謝」、皮膚の出口の「バリアー」と、そのそえぞれをチエックすることで体臭予防しているとしたら、「にがり水」は「どこまでダイエットがあなたに最適か」「あなたの健康を示すのはどのようなニオイなのか」のバロメーターとなってくれるのかもしれません。

もし「にがり水」を飲むことで体重より先にニオイが軽減されたとしたら、たとえ体重が減少していないとしても、「今の体重」があなたにとって「ベストな体重」であり、「これ以上やせないで」というサインを示唆しているのかもしれません。